泉病院 Transitional year研修

泉病院は、仙台市泉区郊外、泉ヶ岳を望み、戦後開発された閑静な住宅地と昔ながらの風景を残す田園地帯が混じり合う地域にある、認可病床数94床(一般病棟55床、回復期リハビリ病棟39床)、脳神経科、内科、成人病外来、訪問診療からなる小規模病院です。仙台北部・黒川地域から紹介や救急受け入れを行い、脳卒中の病棟医療・リハビリ医療を行っています。またパーキンソン病のリハビリも積極的に行っています。さらに、周辺地域やかかりつけ患者のプライマリケアの役割を担っています。泉病院友の会では長く地域に住む会員と職員が一体となり地域活動・サークル活動を行っています。

高齢者救急から回復期、維持期までの幅の広さが当院の魅力です。「動けなくなった」「食べられなくなった」と困りごとを持ってやってくる高齢者。主病は、脳卒中、肺炎、骨折などさまざまですが、救急外来での初期対応、診断や急性期治療、併存する疾患の管理から、地域にどうやって戻るか、リハビリ経過を共有しながら多職種と連携して準備を進め、さらに退院後の外来・訪問診療あるいは看取りまで、主体的・継続的に主治医として経験することができます。
また、希望により一般内科外来を担当していただきます。

【1-2ヶ月ならここまでできる】診断・治療を経験
高齢者救急の初期対応と疾病の診断・急性期治療を行うことができる。長期の見通しを持ち治療方針を立てられる。リハビリの必要性を理解し、適切なリハビリ指示を出すことができる。
内科外来:内科新患外来で初期診断を行うことができる。慢性疾患管理を開始することができる。

【3ヶ月ならここまでできる】長期の方針決定・多職種連携
救急対応・診断治療・長期方針の決定を行う。脳卒中・廃用症候群の一般的なリハビリ経過を経験する。社会福祉制度について理解する。多職種と連携し、退院療養環境の選定と意思決定支援を行うことができる。退院後外来を経験する。
内科外来:内科新患外来、慢性疾患管理、禁煙などの生活指導を実践することができる。

【6ヶ月ならここまでできる】ケアの継続
救急対応・診断治療・長期方針の決定を行う。リハビリ経過改善に向けて多職種と協働することができる。多職種と連携して社会福祉制度活用、退院療養環境の選定と意思決定支援を行うことができる。外来で退院後慢性疾患管理を行うことができる。自動車運転再開支援、復職支援を経験する。
内科外来:内科新患外来、慢性疾患管理、禁煙などの生活指導を実践することができる。複数の疾患や心理社会的問題を持つ事例を外来で継続して受け持つことができる。