スキルアップカリキュラム
導入研修〈2週間〉
初期研修の各行動目標に対する問題意識や課題を自己認識し、臨床に立つための最低限の知識・技術を身につけ、研修医同士のつながりを作る期間としています。
【講義内容】
医局生活、各種規則、医師法・医療法・個人情報保護における留意点、NST(栄養サポートチーム)の意義、小児科診療の特殊性、当直オリエンテーション、Informed consentの歴史と意義、適正な診断書作成の留意点、電子カルテの基本操作・運用など
【実習内容】
救急医療の基本的手技、身体診察法、心電図・胸部X-p読影、小児科外来、処置室採血、縫合、医療面接、病棟看護、検査室、放射線室、薬局、上級医によるワークショップなど
ICLS(Immediate Cardiac Life Support)
日本救急医学会認定蘇生トレーニングコースを病院内で開催しています。「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を習得することを目標として、実際に即したシミュレーション実習を中心に、約1日をかけて蘇生のために必要な技術や蘇生現場でのチーム医療を身につけます。病院外からも多くの受講生が参加しています。
OSCE
先輩医師を悩ませた症例をもとに、先輩医師がシナリオを作成し、客観的臨床能力試験を行っています。1年目医師は医師役となり、先輩医師はチェッカーを行ないます。
CPC
病理解剖させて頂いた症例について、各科医師が一堂に会し、生前の臨床所見と解剖時の病理所見を比較・検討しています(毎月開催)。
このほか、診療科ごとの週1回程度のカンファレンスや他職種参加型のカンファレンス及び学習会を活発に行っています。
全国各地で開かれる学会での発表や著名講師によるセミナー等への参加を積極的にバックアップ。参加費や交通費、宿泊費は病院が負担、公休・出張扱いによる勤務保障の他、指導医による症例発表の添削指導を実施。発表後の会場との質疑応答に備え、添削を担当した指導医が必ず同行します。
※年に1回学術集談会を開催し、多くの医師、看護師等のコメディカルが、日常的に経験した患者さまの症例や業務改善などをテーマに発表に取り組んでいます。