研修スケジュール (基礎研修プログラム・2年間)
プライマリケアを重視し、基礎的総合力の獲得を目指した初期研修プログラム。最大の特徴は呼吸器・循環器・消化器を3ヵ月ずつじっくりと回る内科研修と、通年型で行なう救急・訪問診療・内科外来研修で、当院の特性を生かした地域密着型の研修を実施しています。指導医の多くは当院での研修後に外部専門機関で専門研修を受け、共通する指導基盤と高い専門性を両立。研修専任の事務担当も配置し、充実したサポート体制を確立しています。
ローテート例
1年目
約2週間の導入研修は、2年間をともに過ごす同期同士のつながりを強める特別な期間。指導医や先輩からは、病棟配属後すぐに必要な基礎的知識や手技とともに、コンサルトのノウハウなどを学び、コメディカルからはチーム医療の大切さとそれぞれの役割を学びます。
導入研修終了後は4つのメジャー科(循・呼・消・外)からローテート研修がスタート。指導医や上級医とともに、入院患者さんの担当医として病棟での診療にあたります。
2年目
1年目に獲得した臨床能力をベースに、マイナー科の研修がスタートします。後輩の初期研修医も入職し、屋根瓦式のサポート体制により、1年目研修医からアドバイスを求められる場面も。教えることで知識を深め、足りない部分を実感する。2年次にはそんな側面もあります。定期的な研修総括を行い、研修必須も到達すれば、3月末に研修修了証が授与されます。常に第一線で働くことにより、 確実に経験と自信が蓄積される環境
齋藤 剛煕 日本大学卒業 2021年入職
当院は指導医の後ろではなくしっかりとしたサポートの下、常に第一線で患者さんと接し診療を進めていきます。これは初期研修医の1日目であろうが関係なく、患者さんもメディカルスタッフも一人の医師として接してくださいます。
担当医だからこそ、外来から入院への一連の流れや病棟患者に対しての検査・治療の計画、急変時の対応、退院後のフォロー先についてなど常に様々なことを意識しながらの診療が必要になります。
最初はこんなこと全部できるのか?という不安しかありませんでした。しかし、毎日目の前のことに真摯に取り組み、乗り越えてきた2年目の今になって振り返ると、上に書いたことについてはしっかり考えることができ、このような環境だからこそ”気づかぬうちに”経験や自信、医師としての自覚が確実に積み上がっているなと、強く実感しています。