多職種連携での助産師・看護師・介護福祉士の働き②

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メンバー紹介

  • 坂総合病院 4階産科病棟 2年目助産師

    成田 葉月

    (2021卒)

  • 長町病院 2階病棟 4年目看護師

    遠藤 友希

    (2019卒)

  • 長町病院 3階病棟 介護福祉士

    大場 愛

    (中途採用)

  • 泉病院 東病棟 2年目看護師

    浪岡 亜美

    (2021卒)

多職種連携での助産師・看護師・介護福祉士の働き②

Section

04

看護師と介護福祉士の仕事の連携について

大場

介護福祉士も部屋持ちをすると患者さんの観察やバイタル測定等のケアをします。 いつもと違う、おかしいと感じる時は、 看護師・医師に報告・相談します。 移乗・排泄介助、 入浴介助などは介護福祉士として医療行為や看護業務で忙しい看護師さんに負担をかけないように率先して介護を行っています。 入浴介助での全身観察の変化や情報は重要なので、 看護師と情報共有していますね。 看護師も介護福祉士もそれぞれの視点がありますから、その視点を活かしながらケアに入らせて頂いてます。

遠藤

そうですね。役割分担をして、患者さんのケアにあたっていますね。

浪岡

泉病院でも介護福祉士とフォローしあっています。看護は点滴・創処置など医療行為が増えると、爪切りなど細かな整容などなかなかケアが行き届かないので助けられています。移乗など専門的な技術では、新人や若手看護師よりベテランの介護福祉士のほうが経験も多く、技術も上。「こうするといいよ」とコツをアドバイスしてもらうことはとても助けられていると感じます。観察で報告を受けたところは、医師などと情報共有して患者さんのケアにつなげています。

Section

05

他職種・多職種との関わりはどのようなものですか?

大場

リハ病棟は職種の出入りが多いと思いますね。 医師、看護師、介護福祉士、 リハビリのセラピスト、栄養士、薬剤師、 相談員、歯科衛生士・・・など多職種です。 そして、 コミュニケーションの風通しがいい。 患者さんのことで思ったことは相談すると反応が返ってきます。 先生でも、リハでも。 例えば、 「この患者さん、起きてご飯食べられるようになる目安はどれくらいですか」などと聞くと、「もうちょっと・・・ このぐらいの体力になったら起きてご飯食べれられるようにしたいね」 など患者さんに関してのだいたいの 「めざすもの」 を共有したり。 医師には、 摂食量が少ない患者さんがこれだったら食べられそうとか報告や相談をする 栄養士とも連携し、 許可をもらっておやつに出してもらえたり。 それぞれの職種の役割を活かしつつ相談しつつ、 「みんなで決める」 というのが、チームワークなんですかね。

遠藤

リハ科だと毎日、いろんな職種がみんなで集まってカンファレンスしたりしてますよね。

大場

患者一人については、毎月1回は行いますね。

遠藤

1つの目標に向かってみんなで考えることができますよね。

大場

その患者さんの「めざすところ」をなるべくみんなで合わせていく…泉病院はどうですか?

浪岡

症例検討として月1回、患者さんについていまどういう方向でやっているのかと改めて確認して情報をまとめて、これからこうして行きますという目標みたいなものを決めたりします。週1回のカンファでは「ADLカンファ」があって、今の患者さんの状態について看護師とリハスタッフで話し合っています。そこでいまの患者さんの状態はこういう状態です、リハではこういう介入をはじめていきますとか、現在の移乗能力などの情報をリハから看護へ伝達があったり、車椅子から杖に変わリますというときの介助の仕方などについて伝達があったり…リハスタッフとは頻繁によく話し合ったりすることが多いと思います。栄養士さんとは、高齢の患者さんは食事量が少ないので、食事の好みを聞いてこういうふうに調整しましょうとか話しあったり。社会福祉士とも結構話しますよね。施設の情報や家に帰るための支援制度などについての情報をもらったり、介護実態調査などの予定を組んでもらったり。

成田

産科は、周産期の女性では社会背景が複雑な方がいると、赤ちゃんの命に関わることもあり、妊娠初期からカンファランスに上げます。医師・社会福祉士、地域だったら保健師さんにもつないだりしますね。経済面でも悩んでいる方もいるので、社会福祉士と使える制度はないか探したり。月1回BFHカンファがあるので、多職種でやっているんですけど。妊娠期から社会背景でいろいろ大変な方だと、情報をキャッチした外来のスタッフから分娩期から対応する病棟スタッフへと情報共有して、その後の関わりに生かしていますね。

全員

今日は、他の病院の職場の取り組みや業務内容について知ることができて勉強に、刺激になりましたね(笑)
多職種が関わるところは共通していることも多いけれど、病棟による特殊性も感じて、新鮮な気持ちになりました。
また、こういう機会でもないと他の職場の方々と話す機会もなかったから楽しかったです。同郷の方にもあえて嬉しくなりました。

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