後期研修プログラム/家庭医療専門医コース

3年間の研修を基本に、日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医を目指します。

3年間の研修を基本に、日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医を目指します。研修医の希望に合わせ、家庭医療重視型、総合診療重視型、ER救急重視型、訪問診療重視型といった研修モデルを用意しています。

プログラム


4月〜12月1〜3年1〜3年3年凡例
4月〜12月1〜3年1〜3年3年凡例
4月〜12月1〜3年1〜3年3年凡例
4月〜12月1〜3年1〜3年3年凡例

総合診療研修とは…

坂総合病院の総合診療科の入院と内科外来を担当します。入院では、主にまだ診断のついていない症状や病態、感染症や電解質異常、内分泌異常、医学的・社会的・心理的に種々の問題点を抱える患者さんを主治医として担当し、身体診察の基本的な考え方、検査のオーダーや検査値の意味、スタンダードな治療方法などはもちろん、多職種連携や社会資源の利用などについて学んでいきます。外来では多彩な症状を訴える新患への対応、健診後のヘルスプロモーション、紹介患者の対応、慢性疾患の管理などを通して幅広い外来スキルを学んでいきます。

地域プライマリ・ケア研修とは…

宮城民医連には、病床が100前後の小規模病院(泉病院、長町病院、古川民主病院)があり、それぞれの施設には家庭医療指導医が常勤しています。2年間の初期研修や坂総合病院・総合診療科での研修を土台にして、小規模病院での入院、外来、在宅訪問診療を通じて、地域医療を学んでいきます。臓器別専門医が非常に少ない環境の中だからこそ、"病院総合医"としての役割が一層求められます。また、診療だけでなく、個人の意見が反映されやすい環境の中で、病院の診療システムをよりよいものにしていく業務改善にも積極的に関わっていくことが望まれます。

診療所研修とは…

宮城民医連には、病床を持たない診療所(しばた協同クリニック、松島海岸診療所)があり、地域に根差した診療を展開しています。それぞれの施設には家庭医療指導医が常勤しており、指導医のアドバイスを受けながら幅広い年齢層の慢性疾患管理、新患患者の対応を行います。それぞれの診療圏の医療・社会資源を活用しながら、限られた検査や情報の中で判断するスキルが養われます。また、施設内での診療だけでなく、施設外で地域のヘルスプロモーションに関する活動に積極的に関わっていくことが望まれます。

救急科研修とは…

坂総合病院は、日本救急医学会研修施設に認定されており、軽症から重症、小児から高齢者まで内科系・外科系問わず主に1次、2次救急に対応しています。高度救命救急センターはありませんが、だからこそ地域で発生する幅広い救急要請を受け入いれ、地域医療の大切な一翼を担っています。限られた時間、限られた診療スペースで急患を診察し、重症度の判断、入院の判断や、各専門家へのコンサルトの是非について判断することが求められます。ICUには救急認定看護師も常駐し、スタッフがよく教育されているのが強みです。定期的に開催される救急カンファレンス、ICUカンファレンスに参加することによって、重症患者のマネジメントについて多角的に学ぶことも可能です。

小児科研修とは…

坂総合病院小児科で研修を行います。多くの研修医が初期研修で病棟中心の小児科研修をすでに受けていますが、家庭医療後期研修では、小児科専門医の指導のもと、主に外来を中心に、小児のcommon diseaseのマネジメントを学びます。外来研修を通して小児特有の症状や疾患の対応を学びつつ、親とのコミュニケーションスキルを養っていきます。また、健診、予防接種など小児科特有の業務に数多く参加することができます。

訪問診療研修とは…

通院が困難な方々に対して自宅や施設での生活を医療の側面から支えるのが訪問診療です。医療機関から患者宅へ出かけて行き、住まいが診察室となり、ベットが診察台となります。普段の診療現場とは異なり、様々な歴史が刻まれている生活の場に医療者が足を踏み入れて診療を行う点に特徴があります。坂総合病院では初期臨床研修プログラムでも訪問診療を通年で取り組んでおり、病院全体が訪問診療と親和性の高い文化となっています。
当プログラムでは坂総合病院または長町病院で訪問診療をおこないますが、仙台往診クリニックともプログラム交流を図っており、希望者は仙台往診クリニックでも研修可能です。

選択研修とは…

産婦人科や各臓器別内科など家庭医・総合診療医としてさらに研鑽が必要な分野について選択研修していきます。坂総合病院では、病院全体で総合医・家庭医育成について理解があり、それぞれの診療科ではcommon diseaseを中心に診断・治療を学んでいきます。また、坂総合病院は、家庭医療後期研修認定施設の他に、日本内科学会をはじめ、総合医・家庭医としてのスキルに重要な種々の研修施設に認定されており、内科認定医やサブスペシャリティー取得も可能です。

選択研修では以下の各診療科での研修が可能です。

内科(循環器・呼吸器・消化器・糖尿病代謝科)、神経内科(主に泉病院にて)リハビリテーション科、産婦人科、整形外科、泌尿器科
※眼科・皮膚科は常勤の医師が不在なため、この分野での選択研修を望む場合は非常勤医師との調整が必要になります。

◎研修期間
3年
◎目標
日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医
◎募集人員
2名

選択科の紹介

後期研修プログラムでは、下記の各科での研修も可能です。

  • 内科(循環器、呼吸器、消化器、糖尿病代謝)
  • リハビリテーション科
  • 整形外科
  • 皮膚科
  • 泌尿器科
  • 眼科
  • 産業医学
  • 神経医学
  • その他

INTERVIEW|先輩研修医から

コンサルトしやすい雰囲気の中で、
ジェネラルのスペシャリストをめざす

秋田大学 08年卒
みちのく総合診療医学センター 第1期生
本郷 舞依
日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医
日本プライマリ・ケア認定医
日本医師会認定産業医

私は家庭医・総合診療後期研修プログラムの一期生でみちのく総合診療医学センターの設立から在籍しています。定期的な外部講師との学習会や毎月の振り返り(レジデントデイ)を行い、2013年に無事家庭医療専門医を取得しました。そして後期研修中に妊娠・出産・育児と、女性としてのキャリアを積むこともできました。

もともと患者中心の医療、全人的な医療を行いたいという希望があった私は、他職種がそろい、一丸となって患者さんとその家族をサポートしながらより良い生活を目指す当研修施設に魅力を感じています。また様々な疾患を併存して抱える患者を診ることも多いため、各科の隔たりがなくコンサルトしやすい雰囲気がある点も魅力の一つだと思います。

当センター、研修プログラムの歴史はまだ浅いですが、皆さんの希望をききながらこれからどんどん発展していきます。一緒に学んでいきましょう!

日々の振り返りやディスカッションを通して、
医師としての自分の成長がある

藤田保健衛生大学 02年卒
みちのく総合診療医学センター第2期生(現在、クリニックすみた勤務)
隅田 英憲
日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医
日本麻酔科学会 麻酔科専門医

地域における救急総合診療を研修できる点に魅力を感じ、この後期研修プログラムに参加しました。1-2年目は救急・総合診療を中心とした内科研修を行い、3年目は外来・往診を中心とした地域プライマリ・ケア研修を行いました。この研修プログラムを振り返ると、レジデント・ディをはじめとした教育指導環境が整っていたことや充実した臨床経験を受けられたことで、家庭医療・総合診療のスキルアップに繋がったと感じています。

隅田 英憲

まもなく迎える超高齢化時代での
あるべき家庭医療の理想とは

岩手医科大学 11年卒
みちのく総合診療医学センター 第3期生
遠藤 広章

これからの超高齢化時代では、病院で死を迎えることのできない人はますます多くなってきます。その時、必要とされるのが家庭医だと考えています。患者中心の医療を提供しつつ、患者さんとその家族にとってより良い生き方、またより良い最期を迎えられるよう、少しでもお手伝いができる、そういう医師を目指して「家庭医療・総合診療コース」で研修に取り組んでいます。総合診療科、小児科、産婦人科、小規模病院、診療所での研修を予定。もちろん訪問診療も経験でき、患者さんだけでなく、その家族や多職種と連携し人生に寄り添える良い研修ができています。疾患のみでなく、その人の心情、取り巻く生活・社会環境まで考慮して、対応できる力を身に付けることのできる研修プログラムです。

遠藤 広章
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